スキップ・ビート 39巻ネタバレ感想です。
38巻から続き、ついに明かされるキョーコの出生の秘密。
キョーコ母・冴菜さんと交際する御園井氏の真意は一体。。。
Contents
スキビ 38巻 ネタバレ感想
前巻の37巻で、片桐先生の栄進が左右される大きな仕事の一端を任されている冴菜さん、に近く御園井氏。
持ち出しているフロッピーが何度も上下逆に収まっていることに気付く冴菜さんですが、御園井氏を疑いたくなくて、迷っています。
帰宅時に部屋の前で待っていた御園井氏を部屋に上げてしまいました。
ACT.231
冴菜さんのシャワーシーンからスタート。
一瞬モー子さんかと思いました。
お風呂場に時計があることが冴菜さんらしいというか。
喉に何か絡む感じがするから何か買ってくると言う冴菜さんを気遣って、御園井氏が買い物に出ました。
その隙にフロッピーディスクを確認するも変化がないことにホッとする冴菜さん。
帰って来た御園井氏の携帯がなりました。
何かを考え込んで、困ったように笑う御園井氏。
別れ際に眉間にシワを寄せながらもなんとか笑い顔を作りつつ「ごめんな・・・」と告げて去って行きました。
フロッピーディスクはデータのない空フロッピーにすり替えられていました。
そして姿を消す御園井氏。
携帯電話も解約され、バイト先は最初から勤めてなかったと言われ、指紋も髪の毛一つすら痕跡が消されていました。
藤堂さん何者。
冴菜さんが関わっていた5年越しの裁判は、開発資料が相手側に渡ってしまい、負けてしまいました。
やはり御園井氏は企業スパイだったようです。
片桐先生は冴菜さんを庇って真相を明かすことはせず1人重責追求の矢面にたちます。
その状況がより堪え難い冴菜さんは体調を崩してしまいました。
実は、ただの体調不良ではなく、お腹の中にはキョーコがいました。(つわりもともなっていた、と。)
シーン変わって。
蓮と社さんが、今日キョーコが母と会うと連絡を受けて文字通り頭を抱えていました。
そこに通りがかるモー子さん。
ACT.232
キョーコのことで文字通り頭を抱えている蓮と社さんを目撃するモー子さん。
確かに珍百景です。滅多に見られません。
自分が知らないキョーコ情報を知っていそうな蓮に嫉妬するモー子さんに、飛鷹君が声をかけて来ました。
お久しぶりです、飛鷹君。
飛鷹君のおじいちゃんい用があるそうですが、飛鷹君はモー子さんが蓮をガン見していたことで蓮に嫉妬。
蓮さん嫉妬されまくりです。
蓮の文字じゃつまらないからメールは使わない主義は、今の状況において叩き折られてしまいました。麩菓子レベル。
冴菜さんは、キョーコを身籠っていることに気付いたのは法律で中絶が許されるボーダーラインだったそうです。妊娠5ヶ月前くらいかな。
胎動を感じるのって、もっと遅かった気がするけどなあ。普通月のものが来ないことで気がつきますよねえ。
言うのをためらいながら、冴菜さんが言葉を続けます。
「自分の汚点の象徴、私には、あなたの事をそんな風にしか思えなかった。」と。
心身ともに健康状態の良くない冴菜さんの中絶手術を引き受けてくれる医者がおらず、法的にタイムリミット。産むしか無くなりました。
そして、冴菜さんは最悪の方法を選んでしまいます。
仕事の急用でトラブル対応に出る冴菜さん。
残されたキョーコですが、藤堂さんにお礼を告げます。
奇跡的に母子ともに助かった冴菜さんですが、やはりその後の経過もよくなかったそうで、片桐先生が冴菜さんを手助けしてくれたそうです。
正確には、「本気で私に詫びる気があるのなら、私のために馬車馬になって働け!」と片頬張り飛ばしてだそうで、片桐先生、産後の母体に無理はいけませんが、すごいハッパのかけようです。
キョーコが藤堂さんに話します。
「私、子供の頃、あの人に褒めてもらえるのが夢だったんです。」
「あの人の望む結果を出し続ければ、いつか叶うと思ってた。必ずいつか、優しく微笑みかけてくれるって。」と。
しかし、母の事情を聞き、ずっと宙ぶらりんだった気持ちが固まりました、と。
ここで冴菜さんがトラブル対応を終えて戻って来ました。
「私、やっぱりもう、諦めます。あなたに、愛されたいと思う事、諦める事を、諦めます。」
ACT.233
あなたに愛されたいと思うこと、諦める事を諦める????
つまりは、愛されたいって事ですよね。
キョーコが「あなたを本気で嫌いになれない。あなたがどんなに私の事を嫌いでも。」と言った時に冴菜さんが何か言いかけましたが言えず。
言ってあげてよ冴菜さん!!
「この身体に、あなたの血が流れている事をあなたが誇りに思える様な、すごい女優になってみせるから、
その時は、頭をなでてもらって、いいですか・・・?」
と冴菜さんに問うキョーコ。健気です。
複雑な顔をする冴菜さん、を見て苦笑するキョーコ。
キョーコが人差し指を立てて「1つ」と言う仕草をして、冴菜さんの左肩に頭を乗せました。
「あなたがそれを求めるのなら。」と冴菜さん。
これが冴菜さんの限界かな。キョーコもわかってるでしょう。
キョーコは晴れやかな顔で去って行きます。見送る藤堂さんと冴菜さん。
長い月日の流れの中で、キョーコのことを可愛いと思う瞬間もありました、と冴菜さん。ちょっと意外。
「私には、普通の親の様に愛せる自信は・・・。」と、この先も本当はあの子との『約束』なんて守れるかどうか、、、と冴菜さん迷っています。
本当、生きることがヘタクソですねえ。
藤堂さんが「君の視界を濁らせるその呪われた霧は、いつか必ず晴れる。」「彼女が、君には到底真似できない様な何かを、成し遂げた時に。」と告げます。
満面の笑みで2人に手を振るキョーコ。
キョーコは、キョーコとして頑張って生きることで母をも変える力があるんですねぇ。しみじみします。
バスに乗ったキョーコが携帯を確認すると、蓮とモー子さんからメールが届いていました。
モー子さんのメールは簡潔すぎてまるで果たし状です。
事務所部室で待つとのことで、キョーコは事務所に向かうことにしました。
事務所にて、椹さんからラブミー部に「恨みを晴らして欲しい。」と言う妙な依頼が来ていることを知らされました。
オーディションで勝ち取った役を卑怯な手段で負け犬に奪われたと、事故およそって怪我をして立てない身体にされたとのことで、
そのオーディションは浪人とか武家のお姫さんとかくノ一役とかが出てくるものだそうです。
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ACT.234
ハイテンションで事務所部室のドアを開けるキョーコですが、待ち合わせ時間より早すぎて誰もおらず。
モー子さんが早めに部室に到着すると、やはり超ハイテンションでお出迎え。
そのキョーコの様子を見て大丈夫だと判断したモー子さんは瞬間的に踵を返して帰ろうとします。わざわざ呼び出しておいて、ひどい。
ある意味キョーコも裏があると言うか、考えていることを隠しますけど、わっかりやすく顔に出ますよねえ。
部室でモー子さんが出演するはずの時代劇の話がどうなっているか聞きます。
実はモー子さんもオーディション中だったそうです。決まってたんじゃなかったのね。
モー子さんは飛鷹君のおじいちゃんの虎徹氏に殺陣の弟子入りをしているとのこと。
前回蓮を見かけたところは殺陣の練習場だったようです。
くノ一役の紅葉のオーディションに出たいと(すっごいゆっるいキラキラ顔して)希望するキョーコ。
モー子さんが俳優セクション?の主任に、紅葉役のオーディションに参加できるよう話をつけてくれました。
時代劇の物語の名前は「泥中の蓮(でいちゅうのはちす)」。
さすがキョーコ、よく知ってますねえ。
帰り際にモー子さんから蓮が頭抱えてたことを聞かされるキョーコ。
確かに母のことを蓮には伝えていませんが、蓮が頭を抱えていた理由が自分なのかモー子さんの言う仕事上のトラブルなのか考えます。
だるまやのお手伝いをするキョーコが、暖簾を入れるために外を出たら、なんと蓮が登場!!
ACT.235
閉店後のだるまやに蓮と社さんが来ました。
意味のわからない理由で顔文字を使用しないキョーコを責める蓮。
母とのことがうまくいったことがキョーコの満面の笑みでわかりますね。
今度、紅葉役のオーディションを受けることにしたことを報告するキョーコ。
社さん曰く、蓮に主役の浪人役のオファーがあったそうで、スケジュール的に難しくて断ったものの、キョーコと蓮に何か非難的な目で見られてしまう社さん、不憫。
紅葉役をゲットして千鳥なモー子さんを守る気満々のキョーコですが、社さんによって千鳥と紅葉は恋のライバルだと聞かされて埴輪になってしまいました。
「泥中の蓮」の原作を読んで、キョーコは埴輪から土偶に変化。
またヒロインを虐げる役だとひどく落ち込みます。
翌朝、テレビ局にて祥子さんと偶然出会いました。
ショータローのマネージャー祥子さんがいると言うことはショータローがいると言うことで、
キョーコが自らショータローに会いに来ました。
しかし、速攻でキョーコはショータローの右足すねを蹴り上げました。
お礼が言いたいのではなかったのか?!
ACT.236
キョーコが事務所部室でショータロー母と電話で話しているシーン。
今度ショータロー母が東京に会いにくることになりました。
昔のショータローとのことを思い出し、ショータローが『これが自分』と言える個性を持たない空っぽの人間が嫌いだと思うキョーコさん。
そして蹴り上げるシーンに戻る。
蹴り上げた上にショータローの胸ぐら掴むとか、どこの悪い人ですかキョーコさん。
キョーコ母と会って話をしたことを聞いて超絶驚愕するショータロー。
そりゃそうだ。あんな魂抜けた感情のないキョーコ(37巻最後)からは超展開すぎます。
ショータローの靴をグリグリ踏みつけるキョーコさんですが、その靴40万円するんですって!!
すげー、売れっ子ミュージシャンだけあってお金持ってますねえ。
キョーコは京都には帰らないで、自分の野望(ゆめ)を果たすことを誓いつつも、ショータローに宣戦布告。
いい顔で受けて立つショータロー。
久々、千織さん。
さすがラブミー部員です、愛の欠乏者と言うか、ブラックなところは相変わらず。
インタビューでキョーコが「私の野望(ゆめ)は、どんな役でもこなせてしまう、最高で最強の日本を代表する一流(トップ)女優になる事です!!」と答えていて、
千織は京子さんならできる気がすると肯定。
おそらくドラマの撮影休憩中のモー子さんと飛鷹君が並んでお弁当を食べてますが、そんなモー子さんにキョーコから
「飛鷹君に虎徹さんに殺陣を教えてもらえるよう口添えしてもらえる様にお願いして〜〜!!!」
とメールが来ました。
飛鷹君承諾。優しいなあ。
ちらっとナツがかおりだけがそばにいて周りの子たちに責められていそうなシーンがありましたが、
ナツ役も佳境でしょうか。
コミック書き下ろし?巻末マンガ
「あの時の彼 〜MGHと14年目の親心〜」と言う巻末マンガが掲載されていました!
キョーコが藤堂さんの名前を覚えていたのは、当時大好きだったショータローと同じ「しょう」と言う名前だったからだそうです。
しかし本当は「奨」と書いて「すすむ」さんでした。
藤堂さんはいい感じに屈折しておられますねえ。片桐先生曰く「マゾで下衆(ゲス)な変態」。
そしてキョーコも同感、肯定。
そんな藤堂さんはキョーコ母・冴菜さんを御園井氏騒動の頃からずーっと今に至るまで諦めていない様で、
そりゃ、娘心に母が心配なのは当然です。
藤堂さんは仕事もできる敏腕な人っぽいのに、なあ。
スキビ 39巻 ネタバレ感想 まとめ
キョーコ母・冴菜さんの過去編が終わりました。
キョーコの出生の秘密がついに判明しましたね。
そりゃ、いや、どんな理由であろうとも子を蔑んで拒絶してはいけないんですけど、
そんな状況では到底難しいのもわかります。
自分が子を産んで母になってみて、複雑な冴菜さんの心境がわかるような、わからないような。
一番大変だったのはショータロー母ですね。
自分の子を1人育てるのも大変なのに、子と同い年のキョーコまで育てることになり、もう双子状態じゃないですか。
嫁ぎ先もよく承諾しましたよねえ。
キョーコ出生の秘密が落ち着き、今度は泥中の蓮編スタートです。
妙な依頼の主は?千鳥のオーディションに落ちた力ずく系女子とは?
気になるところです。