順次、漫画のスキップ・ビートのネタバレ感想を書いていきます。
今回は懐かしの1巻です。
スキビ1巻、ネタバレ感想
懐かしのスキビ1巻のネタバレ感想です。
当時私もまだ10代でした。
ACT.1
バイト中の主人公のキョーコ。
次のバイト先へ向かうために着替え中、バイト仲間が有名人の「尚」について話しています。
今日発売のセカンドシングル初回特典に「不破 尚、特大ポスター」がついてきたとのこと。
徹夜してお店開くのを待っていたのに、初回特典がもらえなかったと深海に沈むキョーコに、お店に直談判すればとバイト仲間が進言。
キョーコさんは自転車で暴走しまくりながらお店に向かって直談判。
そのせいで次のバイト先に遅れそうになるキョーコさんでした。
キョーコが上京してきて高校にも行かず、おしゃれも我慢しているのは、
有名人の「不破尚」と暮らしているから、でした。
幼馴染の不破尚は京都の老舗旅館の一人息子で、状況する際にキョーコも連れてきた、とのこと。
しかし、一緒に暮らしているとはいえ、今は別居状態で、TVに敦賀蓮が出てきたことで尚は不機嫌になって出て行ってしまいました。
バイト先のデリバリーと偽ってTV局に入り込んだキョーコ。
尚がマネージャーと「キョーコを家政婦代わりに連れてきた。」と話しているのを聞いてしまいます。
今尚は、尚のタイプである祥子マネージャーのお家にお世話になっているとのこと。
一連の話を聞いてしまったキョーコの心のブラックボックス?がついに開いてしまい、
怨霊?キョーコ登場です!
尚に芸能界にて復讐を誓うキョーコ。
美容院に行ってイメチェン、復讐人生の始まりです。
ACT.2
尚と暮らしていたマンションを出て、だるまやにお世話になることになったキョーコ。
茶髪にイメチェンしたことにだるまやの大将は不服な様子。
芸能界のスカウトマンにスカウトされるべく、そのメッカをうろうろしていたキョーコさんですが、そう簡単にスカウトされるわけもなく。
自力でアピールしに行く作戦に出ることにしました。
1巻の頃のキョーコって、こんなにハイテンションキャラでしたっけ。
見ているぶんには面白いのは変わらずです。
LME芸能プロダクションにて、直談判するキョーコさん。
助け船の椹(さわら)さん登場、そして敦賀蓮も登場。
普通こんなに簡単に売れっ子イケメンに会えないと思いますが、そこは漫画ですので。はい。
芸能界に興味もないのに入りたいと言うキョーコは門前払いを食らってしまいます。
しかし、タダでは起きないキョーコ。
椹さんのパーソナルデータを調べ尽くし、ストーカーして、事務所テストを受けることになりました。
事務所にて、前を見ずに歩いていたら蓮にぶつかってしまいました。
ACT.3
“新人発掘オーディション”を受けることになったキョーコ。
芸能界に入りたい理由を蓮に問われ「不破尚に復讐したいから。」と答えます。
尚を知らなかった蓮さんですが、「根性だけでいつまでも事が運ぶと思うなよ。」とキョーコに対してマジ怒りモード。
キョーコさんが敵視する人が尚だけでなく蓮も加わりました。
新人発掘オーディションにて。
小さい子の母親を探す少女(モー子さん)が、小さい子をキョーコに投げつけてくれました。
今思うとモー子さんも1巻ではテンション高いですね。
キョーコが落ちたらと思うと身の危険を感じる椹さん、
気合の入るキョーコさん、
さっき泣いていた投げられた少女が不敵に影から笑っておられます中、
サンバのリズム?でブラジリアン的に踊る方々の中を泳ぐように社長がやってきました。
(完全に作者仲村先生の趣味かと思われます。)
ACT.4
新人発掘オーディション中。
候補者たちが特技を次々と披露していきます。
モー子さんは、パラっと本を見ただけで持ち時間中見た内容の暗唱をし続けました。
タップダンスとかクラシックバレエとかおしゃれな特技を披露する候補者の多い中、
キョーコは大根と包丁を持って舞台に上がります。
大将が大切にしている職人の包丁。
キョーコは大根の桂剥きでバラを作り上げました。
芸能界に入りたい動機と合わせて、社長の興味を引いている様子です。
キョーコに食ってかかるモー子さんと、次の審査では隣同士になりました。
次の審査は「携帯電話の相手に対してリアクションする。」というもの。
モー子さんはとっさに涙を出すくらいの余裕さでクリア。
キョーコが携帯を受け取って出てみると、相手は男性。
わがままで他の女性に走った昔の男から、という設定のようです。
当然のごとく尚を思い出して怒ってキレてしまうキョーコ。
その対応を見て、哀願の表情を浮かべる社長と悶絶する椹さんでした。
ACT.5
新人発掘オーディション、キョーコは一次審査に落とされてしまいました。
モー子さんは無事通過。
当たり前のように椹さんに理由を聞きに行き、やっぱりと待ち構えていた椹さん。
LMEでは、社長の信念として「プロとして業界で大成したいなら、常に観衆を愛する心、観衆に愛されたいと思う心を忘れるべからず!!」
とのことで、
毎回それが重要視されているとのこと。
尚から捨てられたこと、そしてもっと深くキョーコの心にあるであろう何かが伴い、
「愛しても、愛し返してくれる保証もないのに、どうして、会った事もない見ず知らずのたくさんの人達を、一度に、愛する事ができるんですか?」
と聞き、
愛されたいという気持ちは、忘れてしまった、と
辛そうな眼をするキョーコさん。
痛々しいです。
新人発掘オーディションでモー子さんに投げられた小さい子、マリアちゃん登場。
キョーコの事が気になるようです。
だるまやにて、仕事に出してももらえずに布団に丸まって凹んでいるキョーコさん。
「誰かを『愛する』事、『愛されたい』なんて、切望するだけ絶望すると、思えてしまう。」
「一番欠いてはならないものが欠けている。」
とは、きっと、人間(ヒト)として、と思い、涙が止まらず泣くキョーコさんでした。
連載当時は、ただただ尚に捨てられて悲しい、という思いだけでキョーコの痛い思いが流れてきましたが、
キョーコの過去がわかっている今はより切ないです。
お風呂上がりの社長さん。
キョーコが普通と違い、オーディションに落ちた事に惜しいと思っておられます。
一晩中泣き続けるキョーコを心配するだるまやご夫婦。
一睡もできずに朝を迎えたキョーコは、「石」の存在を思い出しました。
小さい頃から悲しみややるせなさ吸い取ってくれた不思議な石。
だるまやご夫婦に、芸能人になるのを諦めようと思うと告げたところ、
大将に「お前はもっと根性のある奴だと思っていた。」と言われてしまいます。
LMEでは何やら社長が裏で動いている様子。
さて、キョーコの行く末はいかに。
スキビ1巻、ネタバレ感想、まとめ
連載開始からもう16年も経っているんですねえ。
クレパラ連載後なので、絵もコマ割りもクレパラに近いです。
最近のスキビと比べると、コマ割り細かくてセリフも多い印象。
1巻のキョーコとモー子さんてこんなにハイテンションでしたっけ。
キョーコは相変わらずなようで落ち着きましたねえ。
モー子さんは42巻現在ではローテンションクールビューティーなのに。
恋愛要素としては、尚とくっつくのか、はたまた嫌われている蓮とどうにかなるのか、
と憶測していました1巻です。
当然、どうなるのかさっぱり読めなかったです。